街のお宝、地元遺産紹介します
アイコン

街のお宝地元遺産マップ

[団体・任意団体]

富山大学-5 [街のお宝、地元遺産]
2008-08-12 17:59:11
もう一方の清家さんは、ロボットを日本人の生活と日本を取り巻く環境を多方面から分析され、経済や産業において分かりやすくお話され、わたしに富山において実行可能な夢を教えて下さった。
 
2003年頃か、新世紀産業機構と言う重々しいところで講演会は行われた。参加者は中小企業の技術屋さん達が主だった聴講者。その中に私も参加させてもらった。
 清家さんはロボットをいろいろな角度で観ておられる。
まず、我々日本人はロボットを友人として捉えているとのこと。ところが、欧米、特にヨーロッパでは召使や奴隷と見ているらとのこと。
 欧米では、ロボットは創るためのポリシーやビジョンは宿っていないらしい。そのため日本のようなロボットは、絶対に創れないということのようであった。
 
 また、経済や産業の方面で、大変に有意義なお話もされた。
 富山は日本海を挟んで中国大陸は対岸の位置。中国は一人っ子政策で、一組の夫婦が誕生すると、将来は2組の老いた父母の面倒をみることになる。自分達の親の2組である。 親達は年を重ね老ってくると、病気や痴呆などの病が襲う。そのときに動物でそれを紛らわすこともできるが、痴呆の場合においては、犬や猫はたまったものではないらしい。そこで、富山から中国へ、大切にしてかわいがる犬や猫をロボットとして愛玩ロボット(ソニーのアイボのような)を造って売ればいいとのお話。日本ではカローラぐらいの値段だと、息子夫婦は親に買ってあげようと思うとのこと。中国は7分の1とすれば15万ぐらいか。
そのロボットにいろいろなセンサー(脈、血圧を計る)を取り付ければ、病院へ行ったとき、ロボットも連れて行き、それに蓄えられたデータをのぞけば、治療も的確におこなえ、しかも短縮される。
また、アイボが行き渡ると、ロボットの学校がいる。ロボットのセンサーやプログラムを進化させないといけない。進学塾のようなロボット学校が、ロボットの生徒獲得にしのぎを削る。故障した場合にロボットの病院もいる。過去を全て記憶した二世を創り出すのは、ロボット工場ではなく、ロボット病院の産婦人科になるかもしれない。

高齢化社会の日本、一人っ子政策の中国が、このようにロボット人口が増えると、ロボット学校やロボット病院が、我々の生活に必要な学校や病院のように、建ち並ぶことにもなりそうである。そうなるとロボットが及ぼす日本の産業界や経済への影響は、計り知れない大きなものとなる。ちょっと現実味もあり面白いと思うが、いかがだろうか。
この講演会の最後に質疑応答が行なわれた。そのときある中小企業の工場担当者からの質問に唖然とした。
内容は、講演を聴いていても夢のようで、具体的に現実的な(儲かる話)しを聞きたかったとの抗議とも思える質問。
これには先生も困った。というより寂しそうに受け止めておられたようだ。

富山は物作り、人造りと叫んでいるようであるが、一般的には、このような様である。夢の大切さを口にはするが精神には宿っていない。簡単に言えば夢を描かないし、作り上げようとする努力が無い。夢がないのにモノが作れるか。人が育てられるか。
経営者にも考えて欲しい。たくみを志す人に、現実の数字と欲しい数字だけを会議の席で彼らに上目使いして伝える。言葉が詰まれば、根性で何とかしろと吠えられる。
やり方が分からなければ、人徳で訴えることも知って欲しいものである。高田屋嘉兵衛のように。そうでないと夢や めらめら とした、やる気がおこらないはずであるから。とわたしは思う。
 つづく 斎藤 一
 
※ユーザー登録をして、ログインすると記事にコメントしたり、
 ユーザーを更新お知らせ登録したり、メッセージを送ったりすることができます
登録はこちら
※地図情報はありません。
pagetop